<作品紹介>『スタング 人喰い巨大蜂の襲来』 

制作年2015年
制作国アメリカ/ドイツ
監督ベニ・ディエズ
主な出演者マット・オリアリー
ジェシカ・クック
ランス・ヘンリクセン
上映時間87分
総合評価5/10

作品概要

「ぎゃあぁぁぁぁ 痛ってえぇぇぇぇ!」という前衛的なジャケットがネットで話題となった作品。

『武器人間』を手掛けたXYZ FILMS制作の「デカすぎ」、「恐すぎ」、「強すぎ」、「刺しすぎ」なB級モンスターパニック。

あらすじと感想(以下ネタバレあり)

富裕層のパーティー

都会の喧騒を離れた森林にある屋敷。

パーチ家は年に1度ここでパーティーを主催しており、今宵は町の有力者たちが集います。

Stung (2015) Official Movie Trailer

本作に主人公はミニバンをかっ飛ばしやってきた二人の男女。

ケータリング業を営むジュリアとそんな彼女に恋心を抱くポールは会場設営のため、屋敷を訪れていました。

頼りなく馬鹿っぽいポールの仕事ぶりを不安そうに眺めるジュリアですが、無事に会場設営を終える事ができます。

しかし会場には大きめのハチが飛び回っており、ポールは不安そうです。

夜になり次第に参加者が集まります。

実業家であった父の死後に屋敷の主となったキモめのシドニーと過保護な母。

口の悪い市長。セクシーなマダム。身なりの良い紳士淑女たちといった顔ぶれ。

シドニーの参加者への挨拶も済み、盛り上がるパーティ会場ですが突如、悲鳴が響きます。

巨大バチの襲来

何かに刺されたとのたうち回る男性。顔はひどく腫れ、ショック状態の男性の様子をみてポールは救急車を呼ぶよう促します。

次の瞬間、地面にあった穴から無数のハチが飛び立ちます。

パニックに陥るパーティー会場。次々とハチが人を襲う地獄絵図の中、先ほどの男性に異変が起こります。

男性の身体から巨大なハチが誕生したのです。

なんという事でしょう。このハチは人間の体内に卵を産み付け仲間を増やしていくのでした。卵を産み付け孵化し、成虫となるまで約5分。自然界の理を無視した恐ろしい設定です。

Stung (2015) (imdb.com)

屋敷に籠城する生存者

ポールの主導で何とか屋敷に逃げ込んだ複数名の生存者。

公安に電話をして助けを呼ぼうとしますが、既に巨大バチが電柱を倒し電線が切断されているというお約束の展開。

外で生存者のひとりが巨大バチに襲われてます。

ポールとジュリアは助けてやるよう訴えますが、決して窓を開けないシドニー。

序盤からキモい感じで描かれていたシドニーが本作のヒール役のようです。

Stung (2015) Official Movie Trailer

その後、知らぬ間に刺されていた彼の母の身体から巨大バチが飛び出します。

屋敷内の安全地帯もまた、地獄へと化すのでした。

決死の思いで地下室の逃げ込んだ時には、生存者はポールとジュリア、市長、キモ男のシドニーの4人になっておりました。

脱出作戦敢行

地下でビンテージ物のワインを見つけた市長。

栓抜きはありませんでしたが、ポールのブーツを駆使したテクニックにより開栓に成功。暫しワインで語らい合います。

市長は一連の騒動でのポールの対応力を称賛します。

「ライフガードの経験があるからかな」と謙遜するポール。土壇場で見せる彼の男らしさにジュリアの評価もうなぎのぼりです。

そんな中、シドニーが庭園の肥料に成長ホルモンを交配してい事が原因で突然変異を起こし、ハチが巨大化していた事が判明。またもや一同のヘイトを集めます。

やがて、車のカギを取りに行き脱出する事を提案するポール。勇敢にも彼は無数の巨大バチが蔓延る屋敷の外へ飛び出すのでした。

巨大バチと戦いながら何とか車のキーを手に入れたポールは皆の元へ急ぎます。

一方、屋敷の中ではキモ男シドニーの身体に異変が起こっていました。彼の体内から今にも巨大バチが出現しようとしていたのです。

シドニーの肩から飛び出す巨大バチ。絶体絶命の中、帰還したポールは大きな棚を倒しシドニーもろとも下敷きにする事でその場をしのぎます。

車を目指す一行。既に屋敷の中は巨大バチ達が牛耳っており、脱出途中に市長が犠牲になります。

腹を食われながらも「kiss my ass!」と叫びハチを道連れにする市長の最期は壮絶でした。

巨大バチとの決戦

外の出て車を目指すポールとジュリアを待ち構える巨大バチ。

針で肩を串刺しにされたポールは苦悶の表情を浮かべ意識を失います。彼を助けようとするジュリアもまた大きな羽に吹き飛ばされ意識を失います。

目を覚ますとポールは巨大バチの巣と化した屋敷に連れ去られていました。

そこにはハチに身体を乗っ取られたキモ男のシドニーがいました。

彼は女王バチの幼虫を寄生させようと身動きの取れないポールに迫ります。

辺りを巨大バチに囲まれ、「やめろシドニー!お前は利用されているんだ!」と叫ぶ絶対絶命のポール。

そこにドリルのような工具を持ったジュリアが登場しキモ男に一撃を喰らわせます。

幼虫にドリルを突きつけ威嚇するジュリア。巨大バチもこれには手を出せず、二人は逃亡に成功します。

巨大バチの最期…?

ラストはモンスターパニックの定番。ガス漏れを利用した大爆発です。

パーティーで使用した大量の固形燃料を使用し大爆発を誘発する事で屋敷に蔓延っていた巨大バチ達は全滅。

燃え盛る屋敷を背景にミニバンで疾走する彼らの戦いは終わったかのように思えましたが、彼らを猛追する火だるま状態の巨大バチが出現します。

何と映画的にしつこいのでしょうか。

フロントガラスから侵入を図る燃え盛る巨大バチを手で押さ込むポール。この時点で大やけどは必須ですがB級映画なので大丈夫。問題ありません。

ミニバンもろとも木に突っ込むことで、この巨大バチを絶命させることに成功しました。

衝突の衝撃で気絶した彼らが目を覚ますと、救急車と警察が彼らの元へ駆けつけました。

ようやく地獄からの生還を果たした二人は乗せられた救急車でお互いの愛を確かめ合います。

しかしそんな二人を他所に、上空では牛に寄生したであろう巨大バチの亜種が飛んでいるのでした。

感想

期待値0で鑑賞しましたが、悪くなかったです。
なんならB級映画としては楽しめる部類でした。
主人公の男女がなかなか魅力的ですし、エイリアンシリーズでビショップを演じたランス・ヘンリクセンが市長役で出演しています。

最期は爆発で巨大バチを全滅させるというフォーマットに沿った展開も最高です。

その後のオチがちょっとくどいですが、そこも含めて愛すべき映画ですね。

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