あらすじ『スリザー』

制作年   2006年         
制作国アメリカ
監督ジェームズ・ガン
主な出演者ネイサン・フィリオン
エリザベス・バンクス
マイケル・ルーカー 等
上映時間96分
総合評価7/10

ジェームズ・ガン監督が描くSFモンスターパニック。

同監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でヨンドゥ役を演じたマイケル・ルーカーが怪物に成り下がってもなお妻への愛を忘れられない悲しき男を演じています。

https://marvel.disney.co.jp/movie/gog-remix/character/yondu.html

作品概要

舞台はアメリカ南西部の田舎町。鹿狩り前夜祭に湧く町にある日、謎の隕石が森に墜落した。

隕石から誕生した謎の生命体は偶然森に居合わせた男に寄生。男は徐々にモンスターに姿を変え、仲間を増やしながら町を恐怖に陥れる。

あらすじと感想(以下ネタバレあり)

悲劇への序章

教師をしているスターラ(エリザベス・バンクス)は裕福な有力者グラント(マイケル・ルーカー)と夫婦生活を送っています。

映画『スリザー』より

ある夜、夫婦の情事を拒まれたことで拗ねて家を飛び出したグラント。

パブでやけ酒モードの彼の前に現れたのは過去の女友達ブレンダ。

良い雰囲気のまま森に向かう二人。濡れた眼でグラントを見つめるブレンダ。

青姦をおっぱじめるのかと固唾を飲み見守りましたが、妻を思い、甘い誘いを断るグラント。まったく。自己を律する事ができる男です。

しかし、そんなグラントは悲劇に見舞われます。

森に墜落した謎の異物が発射した針に刺され、何かに寄生されてしまうのでした。

グラントに起こる変化

その日以来、やたらと生肉を欲するようになったグラント。

スーパーで買い込んだ肉では飽き足らず、動物を殺害し地下に貯蔵するという習慣を繰り返すようになります。

夫の挙動に不信感を抱くスターラ。グラントは必死に平静を装いますが彼の身体には徐々に異変が起きており、モンスターへの変身が始まっていたのでした。

そして、かつて森で青姦寸前だったブレンダ宅を訪ねたグラントは彼女を誘拐し、山奥に監禁。

彼の蛮行は愛する妻にもおよび、とうとうスターラに襲い掛かるのでした。

スリザー (2006) (imdb.com)

グラント討伐作戦開始

絶体絶命のスターラでしたが、ブレンダ行方不明事件でグラントをマークしていたビル署長率いる警察隊に救われ間一髪。

イカのような触手をなびかせ逃亡したグラントは次々と牧場を襲い、家畜を惨殺していきます。

これ以上被害を拡大させる訳にはいかない警察はスターラと共に「グラント討伐作戦」を開始します。

映画『スリザー』より

警察の待ち伏せ作戦から逃れるグラント。

彼を追いかけた警察は森の中に異臭を放つ小屋を発見しますが、そこにはパンパンに膨れ上がったブレンダの姿がありました。

断末魔と共に爆発するブレンダ。破裂した彼女からは無数のなめくじのような生物が噴出し、警察部隊に襲い掛かります。

このグラントの巧妙な罠にかかった警察たちはなめくじに寄生され、グラントの意思を持つゾンビとなり人を襲います。

なめくじはゾンビを量産しながら街にも拡大し、いよいよ収集のつかない事態に。

そしてとうとうスターラはゾンビたちにさらわれ、グラントの巣へと連れていかれるのでした。

クライマックスと哀しい最期

多くの人間を吸収し、巨大モンスターとなったグラント。

スリザー (2006) (imdb.com)

「肉への欲望」のみに突き動かされるモンスターに成り下がった彼ですが、人間としての記憶も残っていました。

その記憶は「スターラへの愛」。

この愛への記憶が見せた隙に付け込まれた彼は壮絶な最期を迎える事になるのでした。

何とも哀しい最期でしょう。

愛にすがり最期を迎える「エイリアン4」を思い出しました。

「鬼滅の刃」で滅された鬼が人間時代の記憶にすがりながら消滅する切なさにも似ています。

また、本作はヒロインが美人(エリザベス・バンクス)、登場人物のキャラが立っている、お風呂で襲われるシーンはそそるという点で秀逸ですね。

ぜひもう一度観たい作品です。

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