映画『スキップ・トレース』あらすじ・感想

制作年2015年
制作国香港/アメリカ/中国
監督レニー・ハーリン
主な出演者 ジャッキー・チェン
ジョニー・ノックスビル
ファン・ビンビン
上映時間107分
総合評価6/10

1.作品概要

『ダイ・ハード2』(1990)や『クリフハンガー』(1993)など、90年代の大人気アクション映画を監督したレニー・ハーリンがメガホンをとった作品。

刑事役のジャッキー・チェンと詐欺師役のジョニー・ノックスビルが世界を股にかけ躍動するバディムービーとなっています。

本作はオープニング週末興行収入6,000万ドルを記録しており、これはジャッキー映画史上最高記録となっているそうな。

2.あらすじ

香港警察の刑事ベニー・チャン(ジャッキー・チェン)は、香港犯罪界のドンと疑うヴィクター・ウォン(ウィンストン・チャオ)を捜査中、同僚のヤン(エリック・ツァン)を失った。一人娘のサマンサ(ファン・ビンビン)を託されたベニーはその後見人として面倒をみることに。

9年後。引き続きヴィクターを追っていたベニーは、潜入捜査の失敗から住宅街に甚大な被害を与えたことで停職処分を受ける

その頃、マカオのカジノで働くサマンサのもとに現れたアメリカ人詐欺師コナー・ワッツ(ジョニー・ノックスヴィル)はサマンサを巻き込んだイカサマにより大金をせしめて姿をくらます。サマンサの上司ウィリーは何としてでもコナーを探し出すようサマンサに命令、彼女はベニーに助けを求める。

コナーが既にロシアまで高飛びしているとわかったベニーは、単身ロシアに乗り込んで彼を逮捕した。が、なぜか二人まとめて追われることになってしまう。実はコナーはロシアン・マフィア、香港マフィアなどありとあらゆる組織に狙われている厄介者だったのだ。とんだ疫病神に出会ってしまったベニーだったが、何と、よりによってこの男が、ベニーが9年も追っているヴィクターの事件のカギを握っている人物だということがわかる。二人は衝突しながらも世界を逃げ回ることに。

逃亡先でさらに敵を作るコナー。怒り心頭のベニー。これ以上ないほど相性最悪なコンビは、巨大な犯罪に立ち向かうため、いや目の前の敵からとりあえず逃げるため、ありとあらゆる手段を使って目的地マカオを目指す。果たして、大逃亡の行方は!?

映画『スキップ・トレース』公式サイト | 2018.1.26(金)Blu-ray & DVD発売! /トップページ | (skiptrace-movie.jp)

3.登場人物/キャスト

ベニー・チャン/ジャッキー・チェン

Skiptrace Official Trailer 1 (2016) – Jackie Chan Movie – YouTube

香港警察のベテラン刑事。

自身が香港犯罪界の黒幕と疑い、元相棒のヤンを殺害したヴィクター・ウォンへの復讐に執念を燃やす。

取り残されたヤンの娘であるサマンサの面倒を見続けていた。


コナー・ワッツ/ジョニー・ノックスビル

Skiptrace Official Trailer 1 (2016) – Jackie Chan Movie – YouTube

アメリカ人詐欺師。

サマンサが黒幕を探るために勤めていた香港のカジノにてイカサマで大量の金を手に入れる。

ボスの娘を巡る一悶着でロシアマフィアからも追われていた彼は、このイカサマの件でベニーにも追われる事になる。しかもカジノで殺人を目撃してしまった事でヴィクターの組織にも追われており非常に敵が多い。

『メン・イン・ブラック2』(2002)やテレビ番組『ジャッカス』シリーズで知られる ジョニー・ノックスビルが演じた。


サマンサ/ ファン・ビンビン

Jue di tao wang (2016) (imdb.com)

死んだベニーの元相棒ヤンの娘。育ての親であるベニーを非常に信頼している。

カジノでの騒動を巡り、ヴィクター達に誘拐・監禁されてしまう。

『アイアンマン3』(2013)や『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)等のハリウッド作品にも出演しているファン・ビンビンが演じた。

ジャッキー・チェンとは2009年の『新宿インシデント』でも共演している。


ヴィクター・ウォン/ウィンストン・チャオ

Skiptrace Official Trailer 1 (2016) – Jackie Chan Movie – YouTube

表向きは才能あふれる実業家であるが、その正体は香港犯罪組織の黒幕である。

相棒のヤンを殺されたベニーは彼への復讐に執念を燃やすが、物語の後半で真の黒幕として意外な人物の存在が明らかになる。

4.『スキップ・トレース』のみどころ

・ジャッキーとノックスビルによるバディアクション

アメリカとの合作におけるジャッキーのバディ(相棒)役としては、『ラッシュアワー』シリーズクリス・タッカー『シャンハイ・ヌーン』(2000)や『シャンハイ・ナイト』(2003)のオーウェン・ウィルソンが思い出されますが、本作のジョニー・ノックスビルもなかなか良い味を出していました。

堅物のアジア人とノリが軽く破天荒なアメリカ人という設定はジャッキー映画では定番ですが、今回は刑事と詐欺師という相性最悪のコンビ。

Jue di tao wang (2016) (imdb.com)

騙されては仕返し。逃げられては捕まえる。そんな事を繰り返す内に芽生える二人の友情にも注目です。

・世界を股にかける逃避行

本作はジャッキーが20年以上温めてきた企画との事で、ジャッキー自身が大好きな冒険スペクタクル作品にも仕上がっています。

追われる身となったベニーとコナーがロシアから大陸を横断し香港を目指す逃避行劇はコミカルながらも手に汗を握る展開の連続でハラハラしました。

Skiptrace Official Trailer 1 (2016) – Jackie Chan Movie – YouTube

モンゴルの遊牧民とAdele(アデル)『Rolling in the Deep』を大合唱するシーンはよくわかりませんでしたが、楽しそうだったのでOKです。笑

・まだまだ健在!ジャッキーアクション

本作では逃避行の中で数々のアクションシーンがコミカルに描かれており、退屈することなく十二分に楽しめる作品となっております。

正直なところ、かつてのような度肝を抜くようなアクションは見られないのですが、ジャッキーの年齢を考えると無理は言ってはいけませんね。

とはいえ、年齢を感じさせないその動きには凄まじいものを感じます。

個人的にはコナーを巡るロシアンマフィアとのドタバタなファイトシーンがお気に入りです。

5.感想

刑事と詐欺師のコンビ。世界を巡る逃避行。犯罪組織の黒幕を暴く。そして美しすぎるぜファン・ビンビン。

いろいろな事を107分間に詰め込んでいますね。笑

やたらオシャレを意識したオープニングからの水上密集住宅での乱闘シーンで作品にグッと引き込まれました。

「男同士が裸で抱き合う」、「チ〇コを攻撃する」といったジャッキー映画では100万回は使われているであろうコメディのクドさ、そして作品全体のまとまりのなさは否めないのですが、最初から最後まで退屈しない作品に仕上がっていると思います。

次回作の『カンフー・ヨガ』を観ていても思いましたが、ジャッキー映画もアクション一点張りじゃないエンターテインメント性に富む作品が増えてきたなぁと思います。(年齢的に当たり前ですね…笑)

とはいえ、ピアース・ブロスナンと共演した『ザ・フォーリナー/復讐者』では、かなりシリアスな演技を見せていましたね。

これからもジャッキー・チェンが年齢を重ねる毎にどんな演技を見せていくのか、その活躍からは目が離せません。

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