映画『リンク』 チンパンジー VS 人間 ジョジョとの関連性も

制作年1986年
制作国イギリス
監督リチャード・フランクリン
主な出演者   エリザベス・シュー
テレンス・スタンプ
デヴィッド・オハラ
上映時間95分
総合評価7/10

1.作品概要

リンクという年老いたチンパンジーが人間を恐怖に陥れるホラー映画。

1986年のアボリアッツ・ファンタスティック映画祭にて審査員特別賞受賞しています。(※ファンタジー、ホラー、SF、オカルトなどに特化した映画祭です)

CGが当たり前でないこの時代、本物のチンパンジーによる素晴らしい演技にも注目です。

後に大物女優となるのエリザベス・シューが主演しています。(ヌードもあるよ!)

2.登場人物/キャスト

ジェーン/エリザベス・シュー

Link (1986) (imdb.com)

本作のヒロインであり主人公。

生物学を専攻する真面目な女の子だが、ボーイフレンドがおり「真剣な付き合いじゃない」と発言する等、なかなかの小悪魔ちゃんである。

夏季休暇を利用しフィリップ教授の屋敷で助手としてアルバイトをするが、老チンパンジーのリンクによる恐怖を経験する事になる。

役を演じたエリザベス・シューは トム・クルーズ主演の『カクテル』(1988)や『バックトゥザフューチャーシリーズで有名。


スティーヴン・フィリップ教授/テレンス・スタンプ

Link (1986) – Trailer HD 1080p – YouTube

霊長類研究の権威であるロンドン理科大学の教授。田舎に構える屋敷に研究用にチンパンジーを3匹飼っている。

ジェーンを助手として雇い自分の屋敷に寝泊まりさせる。下心を発揮するかと思ったが終始そのような動きは見せず。さすが権威のある教授である。

リンクが凶暴化した後に行方不明となる。

役を演じた テレンス・スタンプ『スーパーマン』シリーズや『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008)等、多くの作品に出演している。


リンク

Link (1986) (imdb.com)

フィリップ教授の屋敷に住む老いたチンパンジー。

ジェーンが屋敷を訪れた際はスーツを着こなし、彼女を部屋にエスコートする紳士ぶりを発揮した。

後に自分が殺される事を悟り、凶暴化する。

3.あらすじ

イギリスの大学で生物学を専攻するジェーン(エリザベス・シュー)は、夏季休暇を利用し霊長類研究の権威であるフィリップ教授(テレンス・スタンプ)の屋敷で助手としてアルバイトをする事に。

その屋敷には年老いた「リンク」、凶暴な「ブードゥー」、子どもの「インプ」という研究用の3匹のチンパンジーが暮らしていました。

なかでもリンクは非常に知能が高く、元々サーカス団に所属していた事もあり、火を恐れず葉巻を吸うといった芸を見せてジェーンを驚かせます。

リンクはジェーンに対して異常なまでの興味を示します。当初は彼女に付きまといシャワーを覗くなどのストーカー行為を行っていましたが、嫉妬から子どものインプをいじめたりとその行動はエスカレートします。

そしてある日を境にリンクはフィリップ教授たちに対して反旗を翻し始めます。

死体となって発見されるブードゥー。行方不明になった教授。執拗にインプに攻撃をしかけるリンク。

実は彼は老いた自分が”殺処分”される事に気づいていたのでした。

電話線が壊され、広い屋敷に囚われの身となったジェーン。リンクは彼女が(警戒から)自分に敵意を持っている事を知ると彼女を殺そうとするでした。

徐々に追い詰められるジェーンの元に彼女の安否を心配したボーイフレンドとその仲間が助けに来ます。

しかし、怪力と高い知能を持つリンクは人間たちを次々と殺していくのでした。

屋敷で繰り広げられる「リンクvs人間」のデスマッチ。

ジェーンは無事、恐怖に支配された屋敷を脱出する事が出来るのでしょうか。

4.感想 ※ネタバレあり

  1. ヒロインがかわいい
  2. ジワジワとこみ上げてくる恐怖と不気味さ
  3. 暗くて良くわからないという描写に逃げていない
  4. ヌードシーンがわざとらしくない(でもヌードシーン有)

という「俺的!これがおもしろいホラー映画」という鉄則があるのですが、全てをクリアする素晴らしい作品でした。

紳士的だったリンクが殺される事を悟り、主人のフィリップや仲買人の男を殺害しジェーンを高い知能で追い詰めていくシーンは異様な不気味さがありました。

この作品から「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部に登場するスタンド使い“フォーエバー”(スタンド名:ストレングス)はかなり影響を受けているような感じがしますね。

出典:『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース

猿が葉巻を吸うシーンや女性の裸に興味を示すシーンなどはまさにです。

しかし、本作のチンパンジーの演技は見事としか言いようがないです。

人間に服従していた態度を豹変させ、野生をむき出しにする様子やジェーンの裸を目で撫でまわす表情は「中におっさんが入っているのか」と感じさせる名演技でした。

最終的には地下に逃れたジェーンがわざとガス漏れを起こし、「猿に葉巻なんて似合わないのよ!」とリンクを挑発しマッチの火を付けさせる事で爆発を誘発。燃えさかる炎でリンクを倒しました。

確か承太郎も圧倒的なパワーを持つストレングスを相手に本体の猿を挑発し、反撃のきっかけをつかみ「そこんとこがやっぱりエテ公なんだよな」と呟きラッシュをぶち込んでいましたね。

ジェーンも承太郎も「オーバーキル過ぎるんじゃあねえか」と感じずにはいられませんが、本作は動物系のホラー映画の中でもかなり良作の部類だと思います。

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