映画『ノック・ノック』 感想 エロの誘惑が巻き起こす悪夢

制作年2015年 
制作国チリ/アメリカ
監督イーライ・ロス
主な出演者   キアヌ・リーヴス
ロレンツァ・イッツォ  
アナ・デ・アルマス
上映時間99分
総合評価5/10

1.作品概要

『ホステル』シリーズや『グリーンインフェルノ』(2013)のイーライ・ロスが監督を務めたサスペンス作品。1977年のB級ホラー『メイクアップ 狂気の3P』のリメイクである。

愛する妻と子供たちの留守中に自宅に現れた美女2人と肉体関係を持ったことで悪夢に巻き込まれる男をキアヌ・リーヴスが演じている。

2.登場人物/キャスト

エヴァン/キアヌ・リーヴス

Nokku nokku (2015) (imdb.com)

美しい妻と2人の子どもを持つ建築家。

急な仕事の都合で家族旅行に帯同できず一人で留守番をする事に。

演じたのは『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズで知られるキアヌ・リーヴス


ジェネシス/ ロレンツァ・イッツォ

Knock Knock – Official Trailer – YouTube

エヴァン宅を訪問した美女。道に迷ったと嘘をつき、客室乗務員を名乗るがその正体は…

『グリーン・インフェルノ』(2013)や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)への出演で知られるロレンツァ・イッツォが演じた。

監督のイーライ・ロスの元妻だったりする。(2018年に離婚)


ベル/アナ・デ・アルマス

Knock Knock – Official Trailer – YouTube

ジェネシスと共にエヴァン宅を訪れた美女。

演じたのはキューバ出身の女優 アナ・デ・アルマス

『ブレードランナー 2049』(2017)や日本で今年10月に公開予定の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』への出演で知られる。

3.あらすじ ※ネタバレあり

建築家のエヴァン(キアヌ・リーヴス)は芸術家の妻と2人のかわいい子供たちと暮らす男。

父の日に目が覚めると、子ども達からはケーキと手作り時計のプレゼントが。エヴァンが暖かく幸せな家庭を築いている事が分かります。

Knock Knock – Official Trailer – YouTube

一家はビーチへの家族旅行の計画を立てていましたが、エヴァンは急な仕事の都合で同行できなくなってしまいました。

犬のモンキーと留守番をし、仕事に励む彼の元に訪問者が現れます。

Knock Knock – Official Trailer – YouTube

道に迷った挙句、雨に降られたという二人の美女。イヴァンは親切心から二人を招き入れ、タオルを貸してやりタクシーを手配してあげます。

エヴァンはタクシーの到着まで暫し彼女たちと雑談をしましたが、あまりにも性に開放的なその会話に圧倒されてしまいます。

たじろぐ彼を他所にジェネシス(ロレンツァ・イッツォ)と ベル(アナ・デ・アルマス)は彼を3Pに誘います。

快楽への誘惑に揺れるイヴァンでしたがタクシーの到着で我に返り、彼女たちに家に帰るよう諭します。

しかし、二人はバスルームにこもり、全裸でエヴァンを待ち受けていました。遂に欲望に負けたエヴァンは彼女たちと艶めかしい夜を過ごすのでした。


翌朝、目を覚ますと彼女たちは図々しくエヴァン宅のキッチンで勝手に食事をし、家を散らかしまくっていました。

肉体関係を持った後ろめたさもあり、優しく彼女たちを注意していたエヴァンでしたが、二人が妻の芸術作品に下品な落書きをしたため、激怒します。

「家に帰れ!警察に通報する!」とで怒鳴るエヴァンに対し、彼女たちは「客室乗務員といったのは嘘で本当の年齢は15歳。警察が来たら淫行罪であなたは刑務所行きよ」と脅します。

二人の言葉に頭を抱えるエヴァンでしたが、エスカレートする彼女たちの悪行に我慢の限界を感じ、とうとう警察に通報する事を決意します。

するとジェネシスは態度を変え、素直に家に帰るから車で送ってと頼みます。家まで彼女たちを送ったエヴァンは荒らされた自宅を掃除しますが、悪夢はまだ終わっていませんでした。

夜になりエヴァンの元の戻って来た二人は、鈍器のようなもので背後からエヴァンを殴り気絶させます。

両手両足を拘束されベッドに横たわるエヴァンの元に彼の娘の制服と下着を付けたベルが現れます。

Knock Knock – Official Trailer – YouTube

娘を汚された事でエヴァンは激怒しますが、拘束されたまま局部を露わにされ、妻とビデオ通話をすると脅されます。

エヴァンはなすがまま、娘の制服を着たベルに「パパやめて」とからかわれながら騎乗位でおかされます。ジェネシスはその様子をスマホで撮影しているのでした。

その後も彼の悪夢は続きます。

Knock Knock – Official Trailer – YouTube

クイズ番組と称したゲームではエヴァンが気に入らない回答をするとヘッドホンから爆音で音楽が流されます。鼓膜が破れる程の爆音にわめくエヴァンを見て二人は楽しそうにクイズショーを続けます。

そしてショーに飽きると二人は家の中を荒らし、妻のオブジェを破壊するのでした。

朝になり処刑される事になったエヴァンは庭に顔だけを出した状態で埋められます。

ジェネシスが石でできたオブジェを振りかざし、彼を殺そうとします。

いよいよ彼は死を覚悟しますが、オブジェは彼の頭の横に落とされました。

すると彼女たちは「妻帯者を誘惑し、断るかどうか試していた。あなたなら断ると思っていたのに」と言い放ち、「次のターゲットを探さなきゃ」と呟きます。そして本当は未成年ではない事を告げるとエヴァンを放置し立ち去ってしまいました。

その際、エヴァンの目の前にはスマホが立てかけられました。そこには娘の制服を着たベルとセックスをする彼の動画がFacebookにアップされた状態で流れていました。動画には「信じられない」と彼を軽蔑するコメントが集まっています。

エヴァンは動画を削除しようとしますが、かろうじで土から出した指先が押したのは皮肉にも「いいね」ボタンでした。

そして旅行から帰った家族が荒れ放題となった家を見て唖然とするシーンで物語は幕を閉じるのでした。

4.感想

美人女優の”お色気シーン”と”情けなくダサい”キアヌ・リーヴスを堪能できる作品です。

しかしそれだけではありません。イーライ・ロス監督なだけあって、エヴァンの手術後の古傷にフォークを刺し気絶させたり、ヘッドフォンで鼓膜を潰す拷問をしたりと『ホステル』程ではないにしろ惨い描写は健在でした。

最初は美女二人のサービスシーンの連発に非常に喜んでいたのですが、エヴァンを勃〇させた状態で妻にビデオ電話をかけようとしたり、子どもの服を着て(無理やり)セックスしたり、妻の作品を目の前で破壊したりと精神面を責める描写が多く、物語後半ではマジで二人が憎たらしくなってきました。

原作の『メイクアップ 狂気の3P』 では、二人組の女は車に轢かれ死亡し因果応報を受けるというラストなのですが、本作では彼女たちには何の報いもありません。ひょうひょうと次のターゲットを探しに行きます。

セックス動画を拡散され、庭に埋められたエヴァン。帰宅した家族が見る荒れ放題の家や作品。

いやぁ~なんて後味の悪い終わり方なんだ。笑

結末は胸糞ですが、個人的にはベル役の アナ・デ・アルマスがかわいいなと思いました。

NetFlix制作のマリリン・モンローの伝記ドラマ『ブロンド』でモンローを演じる事が決まっているようで、今後の活躍にも期待ですね。

コメント

  1. […] 映画『ノック・ノック』 感想 エロの誘惑が巻き起こす悪夢…yoshidanocinema… […]

タイトルとURLをコピーしました