映画『デモリションマン』あらすじ・感想 スタローン vs スナイプスのSFアクション

制作年1993年
制作国アメリカ
監督マルコ・ブランビヤ
主な出演者 シルヴェスター・スタローン
ウェズリー・スナイプス
サンドラ・ブロック
上映時間115分
総合評価5/10

1.作品概要

1994年に公開されたスタローン主演のSFアクション映画。

2032年の近未来のサン・アンゼルスは暴力や犯罪が存在しない徹底管理されたクリーンな社会を実現していた。

しかし、そんな平和都市に20世紀に冷凍されていた凶悪犯罪者フェニックスが解き放たれてしまう。混乱に陥る人々。フェニックスを捕らえるため、過去から破壊屋(デモリションマン)の異名を持つ伝説の刑事スパルタン(シルヴェスター・スタローン)が復活する。

2.キャスト/登場人物

ジョン・スパルタン(シルヴェスター・スタローン)

Demolition Man (1993) (imdb.com)

元ロサンゼルス市警の刑事。3年間で1,000人以上の凶悪犯を捕らえた実績を持つが、その大胆な行動から破壊屋(デモリションマン)と呼ばれる。

宿敵であるフェニックスを捕らえた際、彼の罠により人質30名を死亡させた罪で70年の冷凍刑となった。(後に元々人質は死亡していた事が判明)

フェニックス確保のため数十年ぶりに解凍された彼は刑事に復職した。


レニーナ・ハックスリー(サンドラ・ブロック)

Demolition Man (1993) (imdb.com)

サン・アンゼルス市警の警部補。平和に管理された近未来社会を刺激がなく退屈だと嘆いている。ジャッキー・チェンの映画で格闘技を学び、オフィスにはリーサルウェポンのポスターを張るなど、20世紀のカルチャーマニアである。

解凍されたスパルタンとコンビを組む事となる。


サイモン・フェニックス(ウェズリー・スナイプス)

Demolition Man (1993) (imdb.com)

20世紀最大の犯罪者であり、ロサンゼルスに自らの王国を築いていた。

スパルタンに逮捕され終身の冷凍刑を受けるが、仮釈放廃止の通達を受けるため一時解凍された際に逃亡。2032年の平和都市サン・アンゼルスに解き放たれる。


レイモンド・コクトー(ナイジェル・ホーソーン)

Demolition Man (1993) (imdb.com)

サン・アンゼルスの知事であり、徹底された管理社会を築いた人物である。

彼の管理する社会では汚い言葉(Fワード等)を発すると罰金。体同士が触れるセックス等の行為は禁止されバーチャルセックスを推奨。酒やタバコ、塩などの身体に悪いものは禁止とされている。。


エドガー・フレンドリー(デニス・リアリー)

Demolition Man (1993) (imdb.com)

自由な生き方を所望するレジスタンスのリーダーである。普段は地下に暮らしており、飢えた人を救うため食料の略奪を仲間と共に行っている。

最終的にはフェニックスと対峙するスパルタンに協力する。

3.あらすじ

1996年ロサンゼルス。30人を人質にビルに立てこもっていた超凶悪犯のサイモン・フェニックス(ウェズリー・スナイプス)は破壊屋(デモリションマン)の異名を持つ敏腕刑事ジョン・スパルタン(シルヴェスター・スタローン)により逮捕されました。

しかしその際、フェニックスの罠による大爆発により人質30人が犠牲となってしまいます。

フェニックスが終身の冷凍刑に処される一方、スパルタン刑事も業務上過失致死罪に問われて70年の冷凍刑の判決を受けてしまうのでした。

Demolition Man (1993) (imdb.com)

時は流れ2032年。近隣都市と合併したロサンゼルスは徹底的に平和に管理された理想都市サン・アンゼルスに生まれ変わっていました。

コクトー市長の治めるこの都市は犯罪や暴力はおろか、暴言すら許されず”健康に悪い”という理由で酒やタバコ、セックスすら禁止されているのでした。

しかし、そんな社会に不満を持つ者も存在しており、その中心人物エドガー・フレンドリーデニス・リアリー)はレジスタンスを率い地下にコミュニティを築いていました。


サン・アンゼルス市警のレニーナ警部(サンドラ・ブロック)は退屈な管理社会にうんざりしていました。刺激が欲しいあまり「犯罪が起きないかなぁ」とぼやいては上司に叱責される始末です。

そんな時、20世紀に冷凍されたサイモン・フェニックスが隙をついて脱走します。平和ボケした街や警察官に放たれた凶悪犯罪者を止める術はなく、彼は暴走するのでした。

被害が拡大する中、フェニックス逮捕のためある男に白羽の矢が立ちます。

そう、つてフェニックスを逮捕したジョン・スパルタンです。


「あの男は乱暴で危険すぎる!」と署長は猛反発しますが、「フェニックスを止められるのは彼しかいない」というレニーナの言葉もあり、スパルタンは解凍され、警察に復職します。

破天荒系の刑事を招集する際の「奴は危険すぎる!」のくだりは80~90年代の刑事映画で必ず見られる風物詩ですね

数十年ぶりに解凍され、レニーナとコンビを組む事となったスパルタンは未来都市に戸惑いながらも、フェニックスを追います。

Demolition Man (1993) (imdb.com)

スパルタンは美術館でフェニックスと対峙しますが、彼は明らかにパワーアップしていました。スパルタンから難なく逃げ出したフェニックスは市長のコクトーと出くわします。狂暴なフェニックスはコクトーをその場で殺そうとしますが、なぜか彼を殺す事はできませんでした。

そしてコクトーはフェニックスに近づくと、何やら指示を出すのでした。


後日、スパルタンは自分が手編みのセーターを編めるようになっている事に気づきます。それをきっかけに冷凍刑中の「更生プログラム」について知ります。

それは冷凍期間中に何か技能をプログラミングし、犯罪者の更生に役立てるといったものでした。それによりスパルタンは”編み物”をマスターしていたのです。

一方、フェニックスの校正プログラムは犯罪のスキルを助長するようなものばかりでした。これでは更生どころではありません。なぜでしょう。

実はフェニックスの脱走もプログラムも、コクトーにより仕組まれたものなのでした。

彼はフェニックスを利用し地下のレジスタンスのリーダーであるフレンドリーを始末しようとしていたのでした。

しかし、フェニックスの凶暴さは誤算だったようで、コクトーは部下を引き連れたフェニックスにより殺害されてしまいます。


フレンドリーを仲間に引き入れたスパルタンはフェニックスと一進一退の攻防を繰り広げます。そして、かつて自分たちが保存されていた冷凍刑務所での最終決戦を向かえます。

強化されたフェニックスに苦戦するスパルタンですが、一瞬の隙をついてフェニックスを冷凍。とどめに彼を粉々に粉砕し因縁に終止符を打つのでした。


冷凍刑務所を破壊したスパルタンはサン・アンゼルス市民と地下市民が互いに歩み寄れるよう仲裁します。そして最後はレニーナと熱いキスです。かつてのような自由な社会が戻ることが示唆され作品は幕を閉じるのでした。

4.感想

“破壊屋”というめっちゃ頭の悪そうなタイトルにスタローンvsスナイプスと来たら、これはもう鑑賞せざるを得ません。

クソださいゴリゴリ系のアクションを期待していたのですが、2032年の近未来社会が意外にも丁寧描かれており、まずは良い意味で期待を裏切られました。

(Photo by © Warner Bros.)
こういった小道具のデザインもなかなか良かったですね。

市民に埋め込まれたマイクロチップが電子マネーの役割を果たしたり、車が全て電気自動車になっていたりと、近い将来実際に実現しそうなものも多く描かれていました。

さて、肝心の映画の中身ですが、コミカル寄りなSFアクションです。

ジョーク好きでどこか憎めない凶悪犯のフェニックス。スタローンとコンビを組むサンドラ・ブロック演じるレニーナ警部も天然キャラのため、終始スタローンがツッコミ役を担っていました。

1990年の『ロッキー5』の失敗以降、『オスカー』(1991)や『刑事ジョー/ママにお手上げ』(1992)等、この時期のスタローン映画はコメディ寄りのモノが多いですね。

近未来の習慣に馴染めないながらも頑張るスタローンのドタバタアクションぶりは楽しめましたが、やはり彼には拷問や逆境に耐えながらも、圧倒的強さで敵を倒すアクションを期待してしまいます。笑

まぁ、サンドラ・ブロックもかわいいですし、これはこれで楽しめる1本です。

トイレで紙の代わりに使用する貝殻の使い方については最後まで言及されずでした。一体どのように使うのでしょう…

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