映画『サイクロンZ』あらすじ・見どころ

制作年1988年
制作国香港
監督サモ・ハン・キンポー
主な出演者ジャッキー・チェン
サモ・ハン・キンポー
ユン・ピョウ
ベニー・ユキーデ
上映時間94分
総合評価7/10

1.作品概要

ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユンピョウの三銃士が共演した最後の作品。

本作には男女の恋愛模様や、(ジャッキーが弁護士役という事もあり)法廷劇も描かれている。

ラストのベニー・ユキーデとの決闘は必見である。

2.登場人物

ジャッキ―/ジャッキー・チェン

弁護士。非常に女たらしな性格であるが、正義感は強い。

メイリンと恋仲になる。

サミー/ サモ・ハン・キンポー

ジャッキーの友人。普段は武器商人を生業としている。

裁判でジャッキーに協力する中で、養殖場の経営者のイップと恋仲になる。

フランキー/ ユン・ピョウ

ジャッキーの友人で私立探偵。

裁判を巡りジャッキーに協力するが、変質者に間違われ逮捕される等、散々な役回りである。

メイリン/ポーリン・ヤン

水文学者であり、イップの従姉妹。

養殖場の水質汚染が工場の排水が原因であると突き止め、裁判で証言をする事となる。

イップ/デイニー・イップ

養殖場の経営者。非常に気の強い性格。

婚期を逃した事を気にしている。

3.あらすじ

化学工場を営むファーと養殖場を営むイップは工場稼働を巡る問題で揉めていました。なんでもファーの工場からでる汚染排水が原因で養殖場の魚が死んでしまうというのです。

工場の稼働停止を求めるイップに対しファーは「養殖場を買い取る」と強気な態度を貫きます。

イップは止む終えずこの問題を法廷で争うことにしました。

ファーの弁護士となったジャッキーは本件を示談に持ち込むため、様々な謀略を練ります。

  1. イップの従姉妹である証人のメイに近づき懐柔策に持ち込む
  2. 友人のサミー(サモ・ハン・キンポー)をイップに接近させ情報収集を図る
  3. 友人のフランキーにイップの家に盗聴器を仕掛けさせる

ジャッキーはメイに近づくべくデートに誘いますが、次第に彼女の美しさに惹かれ、本当に恋をしてしまいます。

サミーもまたイップに近づくのですが、彼女の魅力にひかれ恋をしてしまいます。

やれやれな男性陣ですが、フランキーだけは役目を果たすためイップの家に侵入し、盗聴器を仕掛けようとします。しかし、偶然居合わせた面識のないサミーに見つかり二人は乱闘に。

フランキーは取り押さえられ、逮捕されるのでした。

その後、ジャッキーはメイと、サミーはイップと愛を育みますが、保釈されたフランキーに「彼らは裁判のために二人に接近しているだけだ!」とバラされてしまい、それが原因でそれぞれは破局を迎えます。

当初の目的は裁判のためでしたが、ジャッキーとサミーは今では本当に2人を愛しており、復縁のために尽力します。

そんな中、彼らはファーの化学工場で麻薬が生産されている事を知ります。

工場に潜入し、麻薬組織と対峙するジャッキー、フランキー、サミーでしたが、彼らの前に凄腕を誇る用心棒(ベニー・ユキーデ)が立ちはだかるのでした。

4.『サイクロンZ』みどころ

・ジャッキーvsユン・ピョウvsサモ・ハンの仲違い

化学工場の訴訟を巡り、ジャッキー、サミー、フランキーはそれぞれの目的を持ち、メイとイップに近づきますが、鉢合わせや勘違いを発端に彼らは幾度となく衝突します。

この様子がコミカルに描かれており笑いを誘うのですが、ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウの3人が揃ったケンカです。非常に見どころ満載のアクションシーンに仕上がっています。

Cyclone Z (1988) (imdb.com)

やっぱりこの3人が揃うとテンションが上がりますね。

確かガッツリ共演しているのは本作が最後ではなかったでしょうか。

・麻薬組織のボス ファー

Cyclone Z (1988) (imdb.com)

いつも葉巻をプカプカふかし、ユキーデの陰に隠れながら闘う麻薬組織のボス。

作中では女にも手をあげる姑息な悪人として描かれていますが、ファー役のユン・ワーはジャッキーやサモ・ハンと同じく中国戯劇学院を卒業している非常に身体能力の高い人物で、かつてはブルース・リーの専属スタントマンを務めていた程。

そう言われると作中での彼の動きは非常にキレがあるような気がしてきますね。

・ベニー・ユキーデとの決闘

なんといっても本作の見せ場は、ジャッキーvsベニー・ユキーデの決闘シーンではないでしょうか。

ファンの中でも本作のファイトは有名であり、ジャッキー映画史上でのベストバウトとの呼び声も高いです。

因みに後半でジャッキーがめちゃくちゃカッコいい旋風脚をきめるシーンがあるのですが、あれはジャッキー本人でなく、スタントマンが演じています。

何でもスタントマンのカメラテストの方が高さがあり迫力のある技に仕上がっていたとか。

5.感想

ジャッキー映画の中でも知名度の高い作品。

『スパルタンX』(1984)で素晴らしいファイトを見せたベニー・ユキーデが再登場していたり、ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウが共演していたりと非常に見どころの多い作品に仕上がっています。

本作でジャッキーは弁護士役ですが、全く弁護士らしい事をしていません。挙句の果てに立場を利用して裁判中にメイリンを口説くというお茶目さを披露。

どことなくジャッキーの役どころに”トレンディー”さ意識させたような雰囲気がありますが、残念ながら三枚目な仕上がりになっています。笑

但し、ベニー・ユキーデとの決闘以外にも船上でのファイトシーンや飲み屋での乱闘など、本作のアクションシーンはかなりレベルが高いです。

最初から最後まで退屈しない作品であり、個人的にも非常にオススメな1本です。

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